木材について

木材について

森で過ごした樹のストーリー

ローカルウッドファニチャーでは樹の魅力を樹形(樹皮)と捉えています。そこには森で過ごした樹のストーリーがあります。

野鳥と昆虫がつけた食べ痕
強風に負けないよう育つ捻じれ
折れた枝木を取り込んだ節
真冬に凍裂(とうれつ)した割れ

育った環境やキズの修復が形となり現れます。それが樹の本来持つ魅力となります。その魅力を活かした家具を作るには地元材(ローカルウッド)である必要があります。それは原木(丸太)で仕入れることで樹形(樹皮)が綺麗に残されるからです。

  1. ローカルウッド
  2. 自然な樹形

原木からの仕入れ

90%が森林の北海道下川町では町の事業者による地元材活用の仕組みとして原木の「せり売り」があります。通常は木材業者でないと購入できない原木(丸太)を個人事業主や製造業者でも購入できる仕組みです。そして原木で仕入れる事で幾つかの利点があります。
通常、木材屋から仕入れる板材は樹皮部分がない状態です。それは安全性を考慮し樹皮に挟まる石や砂利を取り除き、色が薄い白太(樹皮近く)を切り落とし赤身(心材)で色合わせがやすい板材にするためです。ローカルウッドファニチャーでは原木を直接仕入れ樹皮を剥かずに製材しています。なぜなら樹形が一番魅力的で本来の姿だからです。そして皆様にお届けしたいからです。

一点物の風格

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樹は人の手により木(素材)となりその過程で森で見る外形(樹皮)を削り取る製材作業が一般的です。私達は森での立ち姿が一番魅力的と考え、樹皮をそのまま活かし森での姿を感じられる家具として製造をしています。
その樹皮には外樹皮と内樹皮があり、外樹皮は外界(菌・虫・乾燥)から樹体の保護をするコルク組織、内樹皮は光合成により作られる養分(糖類)を幹と根への輸送する生きた組織とそれぞれの役割を担っています。

ローカルウッドファニチャーでは内樹皮にピックアップし家具製造をしています。内樹皮は外樹皮を剥がすと現れ様々な表情を見せます。山脈のような凹凸や自然な模様(色柄)がとても美しく個性的です。ダイニングテーブルやベンチなどに仕立てることで一点物の風格がある特別な家具になります。構造デザイン(脚部)が同じ定番品ですので他社の高価になる特注品(一点物)と比べてお買い求めやすい価格になっています。
ご希望のサイズなども含めお気軽にご相談下さい。